kleidの製品には、すべて下の画像のようなタグが付いています。これを見れば一目でkleidだとわかるアイコニックなデザインなのですが、実は細かいこだわりが満載なのです。
四角いタグのデザインはアメリカの軍用品規格であるミルスペック(MIL-SPEC)の表示を意識しています。ミリタリーとファッションの関連性はとても強く、トレンチコートやピーコート、MA-1などの世間に浸透しているファッションはすべてミリタリーが由来です。私の趣向でもありますが、kleidのデザインはこれに限らずミリタリーから深くインスピレーションを受けています。また、文字は無機質ながらも美しいドイツの工業用フォントを使用しており、実はひとつひとつの商品名と商品カラーの表記をすべて変えているというこだわりがあります。
少し話が逸れますが、2mm grid notes、String-tie diary等では、表紙の2mm gridデザインの格子とタグの枠がピッタリ合うように作っています。実際は別々の印刷のため位置をピッタリ合わせるのはかなり難しい技なのですが、妥協は許しません。表紙のグリッド印刷はさらに難易度が高く、線の色が濃すぎても薄すぎてもダメなので何度も印刷をやり直している程の職人泣かせなデザインなのです。
新製品のClassic diaryでは、初めて従来のタグではなく新しいデザインを採用しました。よりミルスペックを意識した内容とフォントに変更し、ロゴマークも新しく★マークが入っています。これはミリタリーの階級章をイメージしたのですが、男性女性問わず使ってもらえるように、無骨な要素をファッショナブルに置き換えたデザインにしました。
少々マニアックな内容になってしまいましたが、 改めてkleidの魅力を見つけてもらえるとうれしく思います。
2mm grid notes A5
Classic diary A5